Lumino Cityとかいう雰囲気パズルゲーが残念すぎて萎えている
なんかLumino Cityってゲームがあるんですけどね。
↑Steam版
↑これがAppStore版(私がプレイしたもの)
先週だったか先々週だったかセールやってて買ったんです。
なんか世間では大絶賛されたゲームみたいなんですよね。ちょっとトレーラー貼っときます。
見ていただければ分かる通り、実写で作成されたオブジェクト(というよりステージ)の中をパズルを解きながら進んでいくというゲームです。
雰囲気良さそうだし、音楽もいい感じだし、ちょっと遊んでみようかな、と思って買ったんですよ。
まぁ、はっきり言って私にはクソゲーでしかありませんでした。これは紛れも無くクソゲーですよ。
とは言え、まずは褒めるべきところを挙げていきましょうか。
実写を用いたことによる独特のグラフィック、そしてアンビエントなBGMが醸し出す空気感はこのゲーム特有のものです。ここに関しては本当に期待通りで、はじめ遊んでいるときは本当にワクワクしっぱなしでした。
じゃあゲーム部分であるパズルや探索はどうなのかというと、ここが紛れもないクソです。もう、どうしてこうなるんだろうって感じがすごくって。
例えばこの場面。
見た感じやっぱり雰囲気は良いのですが、(悪く言うと常時Instagramのフィルタがかかった感じだけど)この中で探索を行うとなると結構苦しいです。
例えば一番下のなんか赤い丸、これ窓です。あとその上の黄色い木箱(というより鳥の巣箱?)、そしてその上の木箱、これ全部家です。その上のお店っぽいのはまぁ、そのまんまお店なんですけども。
要するに、実写で雰囲気を出しているがゆえにオブジェクトがそもそも何なのかわからないという状況に陥ります。しかもそのオブジェクトのタップ判定が猛烈に狭いのでかなり遊びづらい。PC版だったらマウスポインタで操作するんですから良かったのかもしれませんけど、アプリ版にするときに完全に手を抜いてますよね。
もうちょっと具体例出してみましょうか。
いや、どれをタップすればいいんだ。ものが多すぎてどれが探索対象なのかわからんぞ。全部テキスト読みたいから丁寧に潰していきたいけど、でもタップの判定が小さすぎてちゃんと出来ているかわからないし、あぁもう、みたいな。
屋内にはいるとだいたいこんな感じの状況が続いていて終始萎えてました。本当に雰囲気はいいんだけど、残念ながらそれが逆にゲーム性を落としている感じがします。
さて、肝心のパズルの話にはいりましょうか。このゲーム、実はパズルも実写なので、やっぱりパズルも雰囲気バリバリで遊んでいてワクワクするんですよ。最初は。
しかし、雰囲気は良くてもそのパズルを解く過程がクソ。主人公はおじいさんが残したマニュアルを読んでパズルを解いていくんですけど、このマニュアルが万能すぎるのです。言ってしまえば、もう答えがこれに載っているので、そのままその通りにやるだけでOK。
つまり、パズルを解くという楽しさや達成感がこのゲームには一切存在しません。あれれ、やっぱりクソゲーじゃん。
まぁ、具体例を出してみるとですね。
この380ページに載っているのは、俗にいう回すパズルなんですけど、ゲーム中でヒントはこのマニュアルにしか存在しないどころか、そのマニュアルには答えがまるまる載っています。もう、マニュアルを見てゲーム画面に戻って回して、またマニュアルに戻って、と、この操作をひたすら繰り返すだけです。
攻略本を読みながらゲームを進めるというと聞こえはいいのかもしれませんが、普通はゲームって攻略本が無くても遊べるように設計しておくもんじゃないんですかね。それを考えるとこのゲームは、もうゲームと読んでよいのかすら怪しくなってくると思います。
そんなわけで、クソゲーを掴まされた話でした。なんでこんなに絶賛されているんだ。雰囲気でごまかしてるだけじゃん。ホント、もうこういうのは遊びたくない……。
でも雰囲気はいいので、まぁ買いたい人は買えばいいと思います。私はおすすめしません。